仕事の仕方あれこれ(女性の扱い)

男女雇用機会均等法が1985年に施行されてから約四半世紀たち、その間1997年にはいわゆるセクシュアルハラスメントに関する項目が追加されたりして、以前に比べれば、女性に対する雇用機会は開かれているように見えますが、実際にはまだまだ日本では男社会のシステムが抜けていないのが現状です。 続きを読む

神との対話

いきなりこんな話をはじめると何かあったのですか?と聞かれそうですが、まあ聞いて下さい。

歌人で岡野弘彦という方がおられます。神主の家に生まれ、現在は、日本藝術院会員、文化功労者。國學院大學名誉教授で皇室にも関わり、昭和天皇の歌の指南役なども務められた方です。 続きを読む

語り伝え(伝承)の大切さ

2011年3月11日に発生した東日本大震災以来、東京の直下型地震や、東南海大地震等々、近々起こりうる大災害についてその予報や対策など色々議論され、TV等でも報道されていますが、結局は一人一人の命の問題です。歴史的に何千年、何億年単位では勿論、大災害が起こっているのは事実ですし、私たちが現在生きている、たった100年前後の間でも、災害が起こったそれぞれの地域で、その後の復興や、その時に生き延びた人々の生の声が必ずしも生かされていないような気もします。それぞれの地域で身近に起こった災害で生き延びた人たちの現場の話をもとに、今一度来たるべき大災害にどう覚悟をして、どう命を守るのかを整理して見るのも良い機会かと思います。 続きを読む

都会の樹木

冬になると木の葉が落ちてそれぞれ特徴ある木の樹形がよく見えてきます。例えば東京都で一番多い街路樹はイチョウですが、気になるのは最近一枚一枚の葉っぱが昔に比べて小さくなっているように思えます。

よく考えれば都会の樹木は過酷な環境でやっと生きているというのが現状ではないでしょうか。特に街路樹は道路の一部施設として樹木毎に仕様も決められていて、しっかり管理されているわけです。しかも大方の道路には、街路樹と平行して、電信柱が立ち、そこに電線や、通信ケーブルが、複雑にからみあって、その間を縫うようにして枝を伸ばしています。 続きを読む

母と娘

こんなタイトルで、最近の母娘事情を報道していました。何が問題なのかと良く聞いてみると、母親が60台後半で、娘が40才丁度くらいの親子の問題です。

この母親時代はまさに団塊の時代で、自分もキャリアーウーマンとして一生懸命働いたりしたが、結局は家庭に入り、専業主婦を長年やってきた。そして娘を産んで、育てるに当たって、自分が出来なかったことを娘にはさせようと、お稽古事に、そして女性として自立するために、大学院まで出させ、育て上げた。娘はそのおかげで大学の教授になり、且つ結婚して家庭を持ち、子供にも恵まれて、母親の理想とするものをすべて手に入れた。 続きを読む

結婚、出産・子育て、仕事に対する若者の意識

今年の厚労省の白書が「若者の意識を探る」として公表されました。

「厚生労働白書のテーマとして『若者』を取り上げるのは初めてです。現在の若者の意識について、結婚、出産・子育て、仕事といったライフイベントに焦点を当てて分析を行っています。様々な社会経済の変化に直面している若者の意識を捉え、若者の将来、ひいては我が国の将来を考える一助となればと考えています」と前言に書いてあります。 続きを読む

パレスチナ人お手伝いさんの日本食と子育て

ベイルートは昔から中東のパリと言われて風光明媚な時代がありましたが、第4次中東戦争(1973年)のころから、アラブ対イスラエルという構図から、キリスト教徒対イスラムなど複雑な仕組みとなって、市街戦が日常となり、そのころ我が家では子供が出産するので、米国が建てた、AUMBC(American University of Beirut Medical Center)のお世話になり、無事二人の男子を出産しました。今回は、その時にお世話になった病院やパレスチナ人のお手伝いさんの子育てのお話です。 続きを読む