モルドバ訪問記(主権国家と国境)

なかなか戦いが止まず、フランスやドイツなどのトップがモスクワまで出かけてプーチンさんと停戦等の話をしたウクライナ。そのお隣の小さな国、モルドバ共和国に2月の初めに行ってきました。 続きを読む

日本語が通じない

人間、歳を経ると、巧みなコミュニケーション能力を備えてくるものです。何を頼んでいるのか、正確に確実に相手に伝わります。コミュニケーション能力について、とかく巷では喧しく議論されていますが、議論の余地はありません。 続きを読む

広島の災害で思うこと

天災は忘れないうちにやってくる今日この頃ですが、広島で災難に遭われた方々には深くお悔やみを申し上げます。しかし、これは天災ではなく、間違いなく人災でしょう。本来日本列島は、地震、雷、火事、おやじと災害列島と言われてきましたが、最後のおやじだけはすっかり衰退してしまいました。しかし、それでも、これだけの天災に遭いながら、なおかつ住み続けるというのは、よほど日本列島が豊かだからではないでしょうか? 続きを読む

日本の産業革命と戦争

明治5(1872)年に、官営工場としてフランスから最新鋭の機械を入れて建設された、富岡製糸場が世界遺産に登録され、話題になっています。日本の指導者の決断で、この案件がその後生糸の生産、輸出による外貨獲得などに貢献しています。 続きを読む

花子とアン

NHKの朝ドラで、「赤毛のアン」の翻訳者として有名な村岡花子の伝記をやっています。山梨の小作人の娘として明治26(1893)年に生まれたはな(安中はな)の田舎生活が描かれていますが、実際には彼女が5歳の時に、田舎のしがらみを絶って東京の品川に移住し、父親がお茶の葉を売る店を始めたようですが、兄弟姉妹が8人もいたようで、まともに教育を受けたのは彼女1人だったようです。 続きを読む

集団的自衛権

集団的自衛権について、昨今、TVや新聞で連日のごとく報道されています。こうした議論を国民的レベルで、やること自体は大いに結構だと思いますが、戦前2.26事件のさなかに生まれ、その後第二次大戦、終戦、朝鮮動乱、ベトナム戦争、中東戦争、イラン・イラク戦争、旧ユーゴスラビアの内戦等を見聞きしたのではなく、実体験した自分としては、主権国家間の戦い、内戦、争乱、ゲリラ、代理戦争等、いろいろな形があり、いつどんな形で争いが起きるかは、そう簡単に予測がつくものではありません。 続きを読む

神との対話

いきなりこんな話をはじめると何かあったのですか?と聞かれそうですが、まあ聞いて下さい。

歌人で岡野弘彦という方がおられます。神主の家に生まれ、現在は、日本藝術院会員、文化功労者。國學院大學名誉教授で皇室にも関わり、昭和天皇の歌の指南役なども務められた方です。 続きを読む

阪神淡路大震災から19年

19年前の早朝、直下型の地震が阪神・淡路地方を直撃してから、もう19年にもなります。最近は東京などの大都市で直下型の地震が起きたときに、東京都防災会議がまとめた予測では、死者が揺れと火災で約9,700人、建物被害が揺れで116,200棟、火災で188,100棟という数字を出ています。 続きを読む