母と娘

こんなタイトルで、最近の母娘事情を報道していました。何が問題なのかと良く聞いてみると、母親が60台後半で、娘が40才丁度くらいの親子の問題です。

この母親時代はまさに団塊の時代で、自分もキャリアーウーマンとして一生懸命働いたりしたが、結局は家庭に入り、専業主婦を長年やってきた。そして娘を産んで、育てるに当たって、自分が出来なかったことを娘にはさせようと、お稽古事に、そして女性として自立するために、大学院まで出させ、育て上げた。娘はそのおかげで大学の教授になり、且つ結婚して家庭を持ち、子供にも恵まれて、母親の理想とするものをすべて手に入れた。 続きを読む

たった一枚のセピア色の写真

50過ぎて、自分を育ててくれた両親が本当の自分の親でない事が分かり、しかも本当の親や兄弟も分かったが、本当の親は既に草葉の陰。親孝行したくても出来ないという悲劇的な話が報道されていました。赤ん坊の時に、僅か数十分の違いで生まれた他人と生まれた病院で取り違えられたのが悲劇の始まりだったようです。 続きを読む

結婚、出産・子育て、仕事に対する若者の意識

今年の厚労省の白書が「若者の意識を探る」として公表されました。

「厚生労働白書のテーマとして『若者』を取り上げるのは初めてです。現在の若者の意識について、結婚、出産・子育て、仕事といったライフイベントに焦点を当てて分析を行っています。様々な社会経済の変化に直面している若者の意識を捉え、若者の将来、ひいては我が国の将来を考える一助となればと考えています」と前言に書いてあります。 続きを読む

戦争と平和(6)(終戦)

とても暑い夏の日、ラジオからニュースが流れていました。「敵は広島に新型の爆弾を投下した模様。政府は物理学者などを現地に派遣調査を開始した」という短いニュースを今でも鮮明に覚えています。それから長崎にも原爆が投下された。そして8月15日、その日もかんかん照りの雲一つ無い真夏日でした。 続きを読む

戦争と平和(5)(国民学校生活)

鶴川村では、学校は疎開していた寺から3km 近くあり、当時集団登校でしたが、足腰はおかげで大変丈夫になりました。特に冬の雪の降った日は大変で、履物はわら草履なので、すぐにぬれるので、腰にわらじを差して、裸足で学校まで駆け足で行きます(ゆっくり歩くと足が冷たいので)。学校に着く前に井戸があるので、その暖かい水で足を洗い、草履を履いて教室に入ります。教室には、前の方に大きな四角い火鉢があって、炭火が焚かれています。あまり暖かかった記憶はありません。 続きを読む

戦争と平和(4)(都会っ子の暮らし)

今では田舎ではなくなっていますが、当時鶴川は充分立派な田舎で、都会っ子が美しい里山生活が出来たことは、自分にとっては貴重な経験だったと思っています。しかも、戦時中ということで、色々な事件や、日常生活の中で子供仲間のこと、学校生活、日々の里山生活、野山での遊び、村祭り、だんべい言葉等を思い出せる限り書いてみます。 続きを読む

終身雇用と改正高年齢者雇用安定法

今年の4月から、希望する全社員が65歳まで働けるよう、企業に義務づけた「改正高年齢者雇用安定法」とか言う法律が施行される事になったようです。

私たちの時代は、少なくとも一部上場の会社では、終身雇用だと思って、(実際にそうであったが)気長に勤めに出ていました。しかし、最近は一部上場といえども厳しい経営難に遭って、リストラをされる社員も多く、またリストラをされないまでも、定期昇給はフリーズされ、ボーナスカットは当たり前の世界になっているようです。

経団連としては、今回の法改正で、会社としては、若手新入社員の採用数に影響が出る可能性は否定できないとコメントしている。いったい実態はどうなのか、近くにいるメーカーや商社、コンサルタント、流通業などのサラリーマンに色々聞いてみました。 続きを読む