国際結婚とハーグ条約

ハーグ条約は、一見リーズナブルな条約のように見えますが、事はそう簡単ではありません。例えば、DVがあったかどうかは家庭内のことであり、証明が難しく、ほとんどのケースは強制的に元いた場所に引き戻されます。 続きを読む

よいナンバーツー

各企業のトップというのも様々で、運良く社長になった人、実力でなった人、狭い社会で足の引っ張り合いで何とか社長になった人、個人会社で親族引き継ぎ型など、まさに人生模様そのものです。いずれのケースにしても、社長は社長なので、社員はただ手をこまねいて、社長の言いなりというわけにもいきません。 続きを読む

集団的自衛権

集団的自衛権について、昨今、TVや新聞で連日のごとく報道されています。こうした議論を国民的レベルで、やること自体は大いに結構だと思いますが、戦前2.26事件のさなかに生まれ、その後第二次大戦、終戦、朝鮮動乱、ベトナム戦争、中東戦争、イラン・イラク戦争、旧ユーゴスラビアの内戦等を見聞きしたのではなく、実体験した自分としては、主権国家間の戦い、内戦、争乱、ゲリラ、代理戦争等、いろいろな形があり、いつどんな形で争いが起きるかは、そう簡単に予測がつくものではありません。 続きを読む

阪神淡路大震災から19年

19年前の早朝、直下型の地震が阪神・淡路地方を直撃してから、もう19年にもなります。最近は東京などの大都市で直下型の地震が起きたときに、東京都防災会議がまとめた予測では、死者が揺れと火災で約9,700人、建物被害が揺れで116,200棟、火災で188,100棟という数字を出ています。 続きを読む

語り伝え(伝承)の大切さ

2011年3月11日に発生した東日本大震災以来、東京の直下型地震や、東南海大地震等々、近々起こりうる大災害についてその予報や対策など色々議論され、TV等でも報道されていますが、結局は一人一人の命の問題です。歴史的に何千年、何億年単位では勿論、大災害が起こっているのは事実ですし、私たちが現在生きている、たった100年前後の間でも、災害が起こったそれぞれの地域で、その後の復興や、その時に生き延びた人々の生の声が必ずしも生かされていないような気もします。それぞれの地域で身近に起こった災害で生き延びた人たちの現場の話をもとに、今一度来たるべき大災害にどう覚悟をして、どう命を守るのかを整理して見るのも良い機会かと思います。 続きを読む

スマートコミュニティー

通常、我々国民は、国税や地方税を払い、その金をまとめて、国家や地方自治体が我々国民や住民に対して、必要なサービスを提供するというのが、本来の形です。また、我々が勤めている企業などは法人税を払い、それも重要な財源となります。

しかし、最近は異常気象で台風に見込まれ、あちこちで水害、災害が発生し、住民に避難勧告や避難命令が出され、動けない老人などは、「私は動けないので、ここに留まり、万が一のことがあれば、ここで死ぬ覚悟がある」という人もおります。 続きを読む

ベイルートの内戦

現在、シリアでは内戦で大混乱のまっただ中です。こうした事態での被害者は常に弱者です。日本では、内戦とか反乱というものをあまり経験することがありませんが、実際に世界では、政治、宗教、民族、イデオロギーなど、色々な理由で内戦なるものが起こります。それが終わってみると、いったいあれは何だったのか?といったケースが多いようです。私たちが実際に海外で経験した内戦あるいはそれに類することについて、いくつかのケースを検証してみたいと思います。 続きを読む

リビアでの収監事件

西側諸国の外国人が自由に入国できなかった時代、リビアの日本大使館で木曜日の夕方(日本流に言えば金曜日の夕方)からの宴会に招待を受け、現地商社駐在員や通信関係の工事で滞在していた工事関係者などがごちそうになった。

当然お酒も出たので皆さん大喜びで、特にリビアやサウジなど、酒に厳しい国なので、遠慮なしに飲み食いをして、私どもは前回書いたように、麻雀仲間と一緒に借り上げ社宅のマンションで夜中まで遊んでホテルに帰った。後に残った人たちは最後まで食べ尽くして、遅くまで公邸で粘っていたようです。 続きを読む

リビアでの事件始末記

カダフィ大佐が統治していた時代、リビア政府は西側諸国に対して、パスポートにアラビア語での表記をするよう、各国政府に要請した時代があった。日本政府はじめ、どこの国もそれには従わず、従って、仮に入国しようとしても、トリポリの飛行場でUターンさせられる可能性が大きかった。 続きを読む