ご立派な会社(1)

前回まで、どうしようもない話を一杯書きましたが、いい話もしておきたいので、私が経験した立派な会社の例をご紹介しておきます。

最近のカメラはほとんどデジカメで、よほど趣味の人とか、特殊撮影に使うとかでないとフィルム用のカメラは使わないかも知れません。 続きを読む

結婚、出産・子育て、仕事に対する若者の意識

今年の厚労省の白書が「若者の意識を探る」として公表されました。

「厚生労働白書のテーマとして『若者』を取り上げるのは初めてです。現在の若者の意識について、結婚、出産・子育て、仕事といったライフイベントに焦点を当てて分析を行っています。様々な社会経済の変化に直面している若者の意識を捉え、若者の将来、ひいては我が国の将来を考える一助となればと考えています」と前言に書いてあります。 続きを読む

ノーベル物理学賞と日本の物作り

今年のノーベル物理学賞は色々話題が多かったようです。

まず、受賞されたのはベルギーのフランソワ・アングレール博士(ブリュッセル自由大学名誉教授、1932年11月6日、ベルギー・エテルビーク生まれ)と、英国のピーター・ヒッグス博士(エディンバラ大学名誉教授、1929年5月29日、英国・ニューカッスル・アポン・タイン生まれ)のお二人です。 続きを読む

消費税値上げ(風吹いて、誰が儲かる?)

消費税を来年4月に3%、再来年には更に2%上乗せして、合計10%にするという。これに対して、企業の税金を引き下げたり、東北の復興税を前倒しで中止したり、子供や老人対策として、色々といじくっているようです。一体このような風を吹かして、誰が儲かるのか、個別に問題を少し考えてみたいと思います。 続きを読む

日本的文化の中での国際化

オリンピックの開催にあたり、当然の事ながら、東京都のスポーツ振興局が中核となって実行委員会の組織作りをするのでしょうが、世界のスポーツの祭典ですから、世界中の国や地域から色々な民族の人たちが集まるわけで、一体どんな組織作りをし、実施するのか非常に興味があります。都のスポーツ振興局のある課長とお話をしたときに、やはり国際的な事業ですから、少なくとも英語でコミュニケーションが図れるような仕組みは最低限必要でしょうねという意見でした。 続きを読む

プレゼンテーション(話し方について)

前回のオリンピック招致に失敗して、今回はその反省も含めて色々苦労されたようですが、結果は成功したわけで、おめでとうございます。最終のプレゼンテーションの完全版をTVで改めて見ていましたが、色々なことが見えてきて、大変興味深かったです。 続きを読む

今日から会社をしばらく閉鎖しますと言われたら

今日から会社をしばらく閉鎖しますと言われたら、あなたは明日からどうやって飯を食いますか?

前回、セルビアのNisの市長さんの話を書きましたが、この近くにBorという銅鉱山の鉱山町があります。ユーゴ-スラビア時代から、日本の商社や、エンジニアリング会社が面倒を見ていて、プラントや設備を売って、技術指導などもやっていたようです。長年操業をやっている鉱山ですが段々と鉱石の品質が悪くなってきたので、歩留まりが悪く中々商売にならなくなってきているので、周りは結構きれいな山川があり、むしろ観光地として再生しようかと悩んでいると、鉱業所の所長が説明してくれました。それで、現在はフル操業しても、一週間に二日くらいしか工場を稼働させられず、従業員も困っているとのことでした。 続きを読む

会社役員と担当者の直接対決

上司と部下の関係では一般論を書きましたが、時には自分の立場からはかけ離れた社長や会社役員と直接対決せざるを得ない場面も一生に一度や二度はあるかも知れません。大体そんな時は、自分が非常に不利な立場とか、断崖絶壁に立たされるケースなどが想定されます。その様な場合は、自分が悪くなくても普通のサラリーマンなら、「申し訳ございません」とか「以後気をつけます」とか訳の分からない日本文化の見本のようなことを言って、うやむやに終わらすケースが多いはずです。あまりお勧めしませんが、その日本的解決方法でないやり方を少しご紹介しておきます。 続きを読む

終身雇用と改正高年齢者雇用安定法

今年の4月から、希望する全社員が65歳まで働けるよう、企業に義務づけた「改正高年齢者雇用安定法」とか言う法律が施行される事になったようです。

私たちの時代は、少なくとも一部上場の会社では、終身雇用だと思って、(実際にそうであったが)気長に勤めに出ていました。しかし、最近は一部上場といえども厳しい経営難に遭って、リストラをされる社員も多く、またリストラをされないまでも、定期昇給はフリーズされ、ボーナスカットは当たり前の世界になっているようです。

経団連としては、今回の法改正で、会社としては、若手新入社員の採用数に影響が出る可能性は否定できないとコメントしている。いったい実態はどうなのか、近くにいるメーカーや商社、コンサルタント、流通業などのサラリーマンに色々聞いてみました。 続きを読む

ベイルートの内戦

現在、シリアでは内戦で大混乱のまっただ中です。こうした事態での被害者は常に弱者です。日本では、内戦とか反乱というものをあまり経験することがありませんが、実際に世界では、政治、宗教、民族、イデオロギーなど、色々な理由で内戦なるものが起こります。それが終わってみると、いったいあれは何だったのか?といったケースが多いようです。私たちが実際に海外で経験した内戦あるいはそれに類することについて、いくつかのケースを検証してみたいと思います。 続きを読む