ヒッタイト族お手伝いさんの水利用と口コミ

ベイルートの戦乱のため、家族はしばらくロンドンに避難民として滞在していたが、それぞれの家族はその後、中東の諸国に散らばって勤務することになった。

バグダッドは当時、かの有名なサダム・フセインのおじさんにあたる、ハッサン・アル・バクルという人が大統領を務め、国民もこれから良い国になると感じて、シーア派もスンニ派も仲良く暮らし、事務所のボーイも、暇があれば英語の本を片手に勉強をしていた。 続きを読む

アフリカの超近代国家

私が中近東地域勤務をしていた、かれこれ40年以上前に、仕事仲間と、アフリカのソマリアにハルゲイシャ(春芸者?!)という街があるので是非一度訪問してみたいと思っていました。繊維関係の方は、そちら方面に、たまに出張して、プリント柄の反物を売り歩いていましたが、最近は商売どころではなく、海賊の巣で、アラビア湾から航行して来る船が乗っ取られたりして、自衛隊も船舶サポートのために港湾都市ジブチを基地に、活動していますが、現時点で国家としての体をなしていないといった程度の興味しかもっていませんでした。 続きを読む

今日から会社をしばらく閉鎖しますと言われたら

今日から会社をしばらく閉鎖しますと言われたら、あなたは明日からどうやって飯を食いますか?

前回、セルビアのNisの市長さんの話を書きましたが、この近くにBorという銅鉱山の鉱山町があります。ユーゴ-スラビア時代から、日本の商社や、エンジニアリング会社が面倒を見ていて、プラントや設備を売って、技術指導などもやっていたようです。長年操業をやっている鉱山ですが段々と鉱石の品質が悪くなってきたので、歩留まりが悪く中々商売にならなくなってきているので、周りは結構きれいな山川があり、むしろ観光地として再生しようかと悩んでいると、鉱業所の所長が説明してくれました。それで、現在はフル操業しても、一週間に二日くらいしか工場を稼働させられず、従業員も困っているとのことでした。 続きを読む

国作りの基本

最近は改憲問題がニュースになって、議論が政治の世界で特に賑やかなようです。刑法や民法などのいわゆる法律は、我々国民のために、国家が作って、我々国民に守らせるためのものです。しからば憲法というのは一体誰が作り、誰のためにあるのか? 続きを読む

会社の存亡を賭けたシナリオ

ある重要なプロジェクトを、クローズするためのシナリオを書かされたことがある。社内でも色々利害関係もあり、そんなことを配慮すると、ちゃんとしたシナリオにはならないし、仮に実施してもうまく行くはずがない。そこで一番過激なシナリオを書き、極秘裏に部長にドラフトを提出し、ご意見を伺った。部長曰く、「君、これは少し過激すぎないか? もう少し柔らかい書き方が出来ないか?」と言うので、本質的なところは替えずに、単に表現だけを書き換えて最終原稿とした。 続きを読む

社内会議

どこの会社でも、大なり小なり社内会議なるものは避けて通れない。課内会議とか室内会議など、同じ仲間との会議であれば、上司から部下へ、あるいは部下から上司への報告や、プレゼンや仲間同士での検討会など様々です。ということで、後は効率が良いか悪いかなどの問題となる。

しかし、私がおもしろいと思ったのは、同じ社内会議でも、それぞれ異なる部門の人たちとの会議では、同じ会社であるにも関わらず、対立構造で話が始まるケースが多い。例えば、営業部と財務部でA国のある案件への投資の話をする場合、財務部としては、A国にはすでに色々投資をしており、カントリーリスクが高く、これ以上投資をするのは問題であり、認可できないと言う。営業としては、是非とも実施したい案件です。 続きを読む

終身雇用と改正高年齢者雇用安定法

今年の4月から、希望する全社員が65歳まで働けるよう、企業に義務づけた「改正高年齢者雇用安定法」とか言う法律が施行される事になったようです。

私たちの時代は、少なくとも一部上場の会社では、終身雇用だと思って、(実際にそうであったが)気長に勤めに出ていました。しかし、最近は一部上場といえども厳しい経営難に遭って、リストラをされる社員も多く、またリストラをされないまでも、定期昇給はフリーズされ、ボーナスカットは当たり前の世界になっているようです。

経団連としては、今回の法改正で、会社としては、若手新入社員の採用数に影響が出る可能性は否定できないとコメントしている。いったい実態はどうなのか、近くにいるメーカーや商社、コンサルタント、流通業などのサラリーマンに色々聞いてみました。 続きを読む

上司と部下

WBCの準決勝で、すっかり有名になった「行けたら行け」という指示ですが、TVや新聞で後出しじゃんけん的解説や評論で賑わっています。所詮結果論で、何も指示をしないで、仮にダブルプレーでも食らったら、何も策を講じなかったのはおかしいとか言われるわけです。うまくいったら上司の手柄、まずくいったら部下が悪い! これはサラリーマン世界では、常識以前の常識と言っても過言でないくらい、普通に上からは「曖昧な指示」が飛んできます。 続きを読む

リビアでの事件始末記

カダフィ大佐が統治していた時代、リビア政府は西側諸国に対して、パスポートにアラビア語での表記をするよう、各国政府に要請した時代があった。日本政府はじめ、どこの国もそれには従わず、従って、仮に入国しようとしても、トリポリの飛行場でUターンさせられる可能性が大きかった。 続きを読む