当時、イラクの大統領をフセイン大統領のおじさんのAhmed Hassan al-Bakrが務めていた時の事件です。当時はイラクも石油が出始めたが、メジャーの支配を嫌って石油関連他重要な産業を国有化していた時代でした。 続きを読む
タグ別アーカイブ: 海外駐在
海外でのリスクマネジメント
海外の現場で、民間企業であれ個人ベースであれ、仕事をする以上、残念ながらアルジェリアのような事故が起きるのはやむを得ないことです。事故が起こってから、マスコミなどが「国家として何が出来るのか」とか、「政府は国民を守るために最大の支援をすべきだ」とか、型どおりのことを報道しています。勿論外務省や現地政府などもそれなりの対策はしてくれるでしょうが、所詮我々は民間として経済原則で現地に赴いているわけで、基本は自己責任がスタートです。 続きを読む
利益とは何か?
新入生の頃、社長に「君、利益とはなんだか知っているかね?」と聞かれ、若気の至りで、「当然安く仕入れて、出来るだけ高く売るのが利益でしょう」と答えたことがあった。それを聞いて、社長は「それは違う。相手のために一生懸命尽くしてあげれば、何時かは何かの形で返ってくる。それが利益というものです」と言われた。その時は、「そんなこと言っていたら、商売なんかにならない」と考えていた。 続きを読む
サラリーマンあれこれ
まもなく4月1日になると、やっとの思いで就活を終えて、希望と不安を抱きながら、新入生は社会人という人生を歩み始めることになります。所詮時代は変わっても、人間の本質は変わらないと勝手に思い込んでいるので、現代に参考になるかどうかはわかりませんが、長年サラリーマンをやり、国の内外で経験させてもらった、サラリーマンに関係ある色々な内容(商売、信用、会社など)をご紹介しようと思います。 続きを読む
道具の発達と内容との反比例
私が新入社員だった昭和30年代の中頃、手紙は候文の形式がかなり残っていた。「拝啓 貴社益々御清栄ノ段大慶ニ存ジ奉リ候。陳者、掲題ニ関シ…」と続く。このように、当時の文章は漢字とカタカナで構成されていた。これはもともと漢文がベースになっていたからだと解釈している。現在のように漢字とひらがなで構成されるようになったのは、かなり後になってからだったと記憶している。 続きを読む
外国語四方山話
いよいよ今年も押し迫ってきました。このブログではこれまで、教育やしつけ、コミュニケーションなど、ややこしい話ばかりを書いてきましたが、今回は少し楽しい話を書いておきます。 続きを読む
お客の社長を飛行機に乗せられなかった駐在員
昭和の大経営者の一人である、八幡製鐵(現・新日鐵住金)の稲山嘉寛社長(当時)にまつわる、若者教育のエピソードをご紹介する。 続きを読む
少年と他人のおやじ
昔、東南アジアの副支店長をしていた、Sさんという私学出身の知人がいる。彼の息子さん2人は当時、高校生だった。 続きを読む
電話代金1フランの経理処理
フランスで、自分の秘書を自分で面接し、採用した。そのお嬢さんのご両親は町でレストランの経営をしておられるとのこと。 続きを読む
アルメニア人の経理
最近の日本も含めて、世界のあちこちで実際に体験したしつけや、教育に関することを振り返ってみると、別に世界のどこの国でも、文化や言語の違いはあっても本質論は少しも変わらず、良いことは良いというのは時代や文化の違いではないということが分かる。 続きを読む